【モニュメントバレー】アリゾナ州モニュメントバレーMonumentValley一生に一度は行ってみたい!アメリカの絶景スポット
モニュメントバレーは、私がアメリカ移住後に初めて旅行した先で、とにかくアメリカの広大さと自然の偉大さに圧倒された、記憶に色濃く残っている場所です。
一生に一度は行ってみたいけれど、それができない!! というアナタが行った気になれるよう、ご紹介していきます。
モニュメントバレーは、ユタ州南部からアリゾナ州北部にまたがるように広がっている地層隆起群で、地球規模の歴史をまざまざと感じることができる神秘的な場所と言えます。
ここはナバホ・ネイション、つまりナバホ族の自治領(インディアン保留地)のため、国立公園には指定されていません。
実は、アメリカ移住後に一時ヒキコモリになりかけた時期のこと、実況系Youtuberのチャンネルにハマった際に見かけたのですが、PS4『BEYOND』というストーリー系ゲームの舞台にも一部なっており、ゲームながら再びこのモニュメントバレーを訪れている様な感覚に陥ったことが今では懐かしい思い出です。
モニュメントバレーってどんなとこ? 細かいウンチクはいいからとにかく目で見てみたい!というアナタはこちらの動画をどうぞ↓↓↓(画素を落としたまま録画してしまっていた為、若干低画質です。悪しからず…)
では、順番にご紹介していきましょう!
モニュメントバレーってどんなとこ?
ここモニュメントバレーに訪れる直前、無知な私がモニュメントバレーとグランドキャニオンはどう違うの?と主人に問うと、「モニュメントバレーは凸(デコ)で、グランドキャニオンは凹(ボコ)だよ」という、私の理解力を忖度した回答がきました。
モニュメントバレーのあるこの地、実は太古の昔は海の底だったのです。それが何億年、何千万年の間に地殻変動などを繰り返し、侵食風化が進んで今の地形となっています。
侵食には段階があり、下記のように分けられています。
第一段階 メサ
スペイン語でテーブルを意味し、頂上が水平でまっすぐ切り揃えられたような台形の形をした岩山のことを指します。メサはモニュメントバレー以外でもユタ州・コロラド州他、アメリカの各地で目にすることができます。
第二段階 ビュート
メサからさらに侵食が進んだ岩山のことをビュートと言います。
じつは日本にもビュートが存在し、鷹ノ巣山(福岡県・大分県)などが挙げられます。
第三段階 スピア
侵食の最終段階で、今にも倒れそうな状態を指します。また、これが石碑のようにも見える為、モニュメントと呼ばれたりするのです。
つまりモニュメントの谷、これがモニュメントバレーと呼ばれる由縁です。
モニュメントバレーに住んでいるナバホ族ってどんな部族?
人口約30万人、アメリカのインディアンでは最大の部族だそうです。先ほど少し触れた、ナバホ・ネーションは、国家公認のいわゆる「国」であり、ナバホ独自の大統領をおき、法律、教育、治安維持等、それぞれの組織をも形成させているのです。もちろん現在もこの地域に住み、統治・管理をしています。バレードライブ中に、現在も電気・ガスなどを使わずに生活を続けるナバホの民家を見ることもできます。
ナバホ族と日本人の関係とは⁉️
ナバホ資料館を訪れた際に、なぜか日本語と日本人と思しき人物が写った資料が展示されていた為、帰って調べてみた所、ナバホ族と日本人は第二次世界大戦中に関係があったことがわかりました。
ナバホ・ネーションはアメリカ国内に位置していますが、厳密にはアメリカ合衆国には属しませんし、もちろん当時のナバホ族はアメリカ国籍ではありませんでした。アメリカでは、アメリカ兵となって従事した者にはアメリカ国籍を付与するシステムがあります。第二次世界大戦の際に、アメリカ国籍取得目的でナバホ族からも4万人ほどが志願兵となって戦争に参加したそうです。また戦時中には、ナバホ族が使用するナバホ語が難読な言語である特性を生かし、通信時の暗号として使用されるなどして、ナバホ族が活躍していたそうです。
資料館にあった、日本語と日本人らしき人物が写った資料はナバホ族が戦時中に日本兵と接触した時のもののようです。
ナバホ族の衣装や装飾品、暮らしに関しては、ビジターセンターに併設されていた資料館の様子が動画に少しあります。(2:19頃から)
モニュメントバレーでは何ができるの?
モニュメントバレー(モニュメントの谷)という名称のごとく、地層の侵食・風化で形作られたビュートやスピアが点在しています。ビジターセンター横から望む赤茶色の谷は、 岩々の沈黙が神秘的で、厳かな雰囲気を感じます。数億年前からここに鎮座していた岩々を、まさに今自分が目にしていると思うと、何とも人間の儚さを思い知らされるような感覚に陥ります。約500万年〜800万年とされる人類の歴史なんて、地球規模で考えたら取るに足らない期間なのかもしれません。遠い未来にもし人類が絶滅したとしても、このモニュメントバレーのビュートやスピアは相変わらず、地球を見守り続けているのかもしれません。
そんな神秘的な谷の中に入り、直接見ることができる「バレードライブ」という観光の仕方があります。ビジターセンター横の門から下っていき、舗装もされていない凸凹の道を進みます。途中で車を停めて写真を撮るもよし、ナバホ族の露店でお土産を買うもよし、制限時間はありませんのでじっくりと聖地を堪能することができます。(営業時間は厳守のこと)
また、私は体験できませんでしたが、ナバホ族が案内してくれる乗馬ツアーや、トレッキングツアーなどもあるそうなので、興味のある方は調べて見るのも良いかもしれません。
モニュメントバレーへ行くなら!注意点はこれ
営業時間
夏季(5〜8月) 6:00〜20:00
冬季(9〜4月)8:00〜17:00
上記のように営業時間が設定されていますが、バレードライブは営業時間終了の30分前までの入場が必須となっていますのでご注意ください。私たちは資料館でゆっくり展示物を見ていたら、ナバホのおじちゃんが親切にも教えてくれた為、ギリギリ入場することができました!
【おまけ】近くのレストランにて
インターネット検索によると、ビジターセンター前や付近にレストランが二軒ほどあるらしいのですが、それ以外に如何にも「レストラン」という場所を見つけることができず、モニュメントバレーへ向かう際に印象的だったこちらのレストランへ入りました。(モニュメントバレーから車で50分ほどの場所です。)
☆ツインロックスカフェ(TwinRocksCafe)
注文したメニューはこちら↓
お店の雰囲気は清潔感があり、店員さんの印象もよく、何と言っても美味しい!全体的にお店でこだわって作っている優しい味がしました。野菜も新鮮そうでしたし、フレンチフライは嫌な油っぽさがなくホクホク。
そしてなんと珍しいのが、タコスとハンバーガーの生地が揚げてあるところ!!
揚げ油の管理がしっかりしてあるのか、油臭さは全くなく美味しかったし、何より新しい経験ができて良い思い出になりました。
↓↓↓モニュメントバレーの神秘的な美しさをまとめた動画はこちら↓↓↓